京山科八ツ橋の郷「京栄堂」の京菓子は、
世界に誇る源氏物語を成立させた雅の文化と京都の伝統にちなみ、
こころを砕いてお作りした珍重華麗な名品でございます。
どうぞ、連綿と伝えられている平安王朝の雅の世界に想いを馳せながら、
伝承の妙味をこころゆくまでご賞味ください。
また、人生をより実りあるものにするご縁結びの使者として、
ご進物、おみやげに、ご用命賜わりますようお願い申し上げます。
お琴の形に似せて作られた京都名物八ツ橋は、琴の名曲「六段の調べ」を作曲した
八橋検校(やつはしけんぎょう)が貞享二年(1685年)70歳で亡くなり京都の黒谷墓地に葬られた際、
故人を慕う多くの人々により彼の偉業をたたえ作られたお菓子でございます。
以来300余年を経た今日まで、銘・味共に京の代表菓子として親しまれ続けております。
人はいさ 心知らず ふるさとは
花ぞ昔の 香ににほひける
(古今和歌集 紀貫之)
つぶ餡入り生八ツ橋を三笠風の生地で包んだ京栄堂を代表する銘菓です。
つつみ生八つ橋「去来花(きょらいか)」は、
古今和歌集を編纂した平安時代の名歌人である紀貫之(きのつらゆき)の歌
「人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける」
にちなみ、お作りしております。
過去と未来、移ろいゆくもの、変わらずそこにあるもの…
去来するいろいろなものに想いを馳せ、当店自慢の一品をご賞味ください。
花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに
(古今和歌集 小野小町)
甘さを抑えたつぶ餡を香り豊かな生八ツ橋で包み込み、
香ばしいきな粉をあしらいました。
それぞれが織りなす妙味を、是非お楽しみください。
「小町花伝」は、古今和歌集にある平安朝きっての美女歌人・小野小町の有名な和歌
「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」
にちなみ、お作りしております。
小野小町が晩年を過ごしたとされる京・山科でつくる肉桂とつぶ餡の妙美な生八ツ橋を、
平安京の華麗な美の世界を感じながらお楽しみください。
天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢょ
おとめの姿 しばしとどめむ
(古今和歌集 僧正遍昭)
お琴の形をした代表的な京の味。
米粉・砂糖・ニッキを原料に歯ごたえの良い素朴な風味をお楽しみください。
京栄堂の八ツ橋「天津姫」は、小野小町との恋にまつわる逸話で有名な
平安時代の歌人・僧正遍昭(へんじょう)の和歌
「天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢょ おとめの姿 しばしとどめむ」
にちなみ、お作りしております。
京栄堂本店の近くには、僧正遍昭が創建した元慶寺もございます。
高貴な生まれであるにも関わらず、若くして出家した六歌仙および
三十六歌仙のひとり遍昭をしのび、ご賞味ください。
久方の 光のどけき 春の日に
しづこころなく 花の散るらむ
(古今和歌集 紀友則)
豊かなニッキの香りが自慢の生八ツ橋。
口当たりの良い上品な甘さは、まさに京の風雅を思わせる一品でございます。
生八ツ橋「春吹雪」は、古今集の撰者の一人で、平安王朝の歌人である紀友則の詠んだ歌
「久方の 光のどけき 春の日に しづこころなく 花の散るらむ」
にちなみ、お作りしております。
どうぞ、肉桂の風味豊かな生八ツ橋のみやびを、
紀友則がうたう平安の華麗な春の花見の宴を思い浮べながら、ご賞味お楽しみください。
京栄堂オリジナル「京都グラノーラスティック」
しっとりサクサク食感で、八ツ橋の香りが上品に広がります。
朝ごはん、おやつに、気軽に召し上がっていただけるスティック状のシリアルです。